編集部員のつれづれ懐古録

一介のサラリーマンの日記と思い出話です。あんまり役立たない情報をつれづれと

移動時間の5分だけで英語習得する方法(大嘘)

今から13年前、僕は勉強大嫌いな中学2年生でした。そんなある日、学校で英検3級の試験を受けることに。

 

当時ぶっちぎり勉強してなかった僕も1次の筆記試験はなんとかパス。問題は2次の試験官と英語でコミュニケーションをとる面談形式テストです。

 

僕は当時、英語のリスニングが大の苦手。

ちなみに今も苦手ですが、外国の方とお話する際はひたすら「ゆあ ちゃんぴぉーん⤴︎⤴︎」とねちっこい笑顔で相手を褒めちぎることでなんとかやりくりしてます。

(これ、テレビで昔誰かが言ってたやつ丸パクリやけど、すごい使えるから!ハブで使ってみハブで!ポイントはねちっこい笑顔です。)

 

storyがbigにそれましたが、話は中学時代。

 

リスニングが大の苦手な僕ですが、持ち前の楽観主義でノー勉で面談試験に臨むことに。一緒に試験に向かう友達に、電車内で「なんか今からこれだけ押さえときゃ受かるみたいのなんかない?ほらヤマ的な?ほら、なんか?ほら?」

自業自得な上になんの生産性もない呪詛です。自分の努力なしに人に頼り切るという最低の姿勢です。でも僕の友達は優しい奴でした。

 

「なんか、pardon?っていったら試験管がもう一回同じ質問してくれるらしいで」

 

当時の僕には至言です。

「pardon?」は日本語でもう一回行ってくださいの意味です。当時のぼくには聞きなれない言葉でしたが、もう気分は無敵。自分は弱いけど、同じクエ行く友達の装備G級な時との心持ちです。

 

意気揚々で会場に到着。あっという間に自分の面談の番に。nice to meet youし、さっそく試験官から質問が。

 

試験官「How did ホニャラーラhere toほげ? 」

 

緊張も相まって一発目の質問を空耳アワードすらできないぼく。

 

(なに?ヘア?髪型気にしてんの?ぼくの中学ではギャツビーのワックスが流行してるよ!使ってみる??よかったら貸すよ??)

 

でも僕は慌てません。なぜなら必殺の奥義があるから。僕は早々に聖剣を抜きました。

 

「ぱーどぅん⤴︎⤴︎?(ニヤニヤ)」

 

なんということでしょう。試験官は同じ質問を繰り返してくれるではありませんか。

簡単な英文であることもあり、2回聞けばなんとか聞き取れます。

 

試験官「How did you come here today? 」

僕「ばい とれいん!!(どやぁ)」

 

結果、調子に乗った僕は全ての質問に「ぱーどぅん?」をかましました。

 

おかけ様で割と受け答えに自信をもって試験終了。気になるのは試験官が毎回質問を繰り返すたびに訝しげな顔をしてたことくらいです。

 

試験会場から、「ぱーどぅん?」を授けてくれたG級なお友達と待ち合わせて一緒に帰ることに。

 

ほく「いや、まじでありがとう!Gのおかげでばっちりやったわ!!でもさあ、なんか試験官のおっちゃん毎回言い直す度になんか渋い顔しよってさあ。腹でも痛かったんやで、あれは。プロやったらそんなん見せんなやなあ?」

友達にお礼を言いながらも試験官のプロ意識に問題提起するぼく(当時、扶養家族)

 

その友達と帰りながら話している中で発覚したんですが、ぼくが「pardon?」(=なんて??)だと思って、ずっと使っていた言葉は「ぱーそん?」でした。

 

試験官「How did you come here today? 」

ぼく「ぱーそんん⤴︎⤴︎?(ニヤニヤ)」

 

そりゃ試験官も怪訝な顔します。

質問するたびに、どや顔の中学生が「人?ねえ人?」って聞いてくるですから。

逆になんでもっかい言ってくれたんや試験官。

 

ただ何がすごいってこの仕上がりで、僕が英検3級無事受かったってこと。